二重まぶたの手術では、赤坂クリニック定番の《全切開法》はもちろん、メスを使わずお手軽なイメージの《埋没法》といえども、まぶたを優しく取り扱う繊細な技術が求められます。
極薄なまぶたの皮膚とその内部組織(各種筋肉や脂肪など)は非常にデリケートです。それらを優しく丁寧に扱うほど手術後の腫れや内出血も最小限に抑えられ、その後の回復もスムーズです。
赤坂クリニックでは形成外科専門医としてまぶたの手術を多数行ってきた院長が、繊細な技術を駆使してすべての二重まぶた手術や目頭切開手術はもちろん、上下のまぶたのたるみとり手術や眼瞼下垂症手術を担当しています。
二重まぶたの手術方法には大きく分けると2種類(埋没法・切開法)の方法があります。どうして2種類の手術方法があるかというと、それはまぶたの状態が個人個人によって違うからです。皮膚にたるみがある人、脂肪の多い人もいらっしゃいますし、また、年齢的にもずいぶん違います。
それぞれまぶたの状態が違うのに、全ての患者さんに対して、例えば埋没法で手術をしようとしても無理がある患者様も出てきます。ですから、2種類の手術方法を使い分ける必要があるのです。
始めに二重のラインを決めます。実際に患者様に鏡で見ていただきながら、ラインを決定していきます。ラインが決まれば、そのライン上に2箇所または4箇所糸を埋め込みます。中央部を2箇所とめる手法を埋没法の2点法といいます。内側を2箇所、外側を2箇所とめる手法を4点法といいます。2点法でも4点法でも二重まぶたはできます。二重まぶたがより安定するのは4点法です。
切開法はまぶたの皮膚にたるみがある人に対する手術方法です。二重のラインより上の皮膚を切り取ります。眼窩脂肪が多い人は外側から脂肪を取ります。切開法は軟部組織を全て取り除いて糸で固定を行います。そうすることにより、二重まぶたが元に戻ってしまうことが無くなります。
目頭切開手術とは、目元の鼻側(めがしら)の切れ込みを特殊なデザインで切開し、皮膚の位置の入れ替えなどを行う手術です。
この手術で、黒目の内側の白目の露出面積や目の開きの横幅がミリ単位で広がります。
その結果、目が離れている印象が改善したり、切れ長のクールな印象の目元への変化が得られます。
また、埋没法や切開法を無理のない幅設定で行った場合でも、平行型の二重ラインを作りやすくなります。
目頭切開手術の方法はいくつか存在しますが、当院ではZ(ゼット)形成術を採用しています。
Z形成術のメリットは、他の方法に比べ傷あとの露出範囲が少なく目立ちにくい、後戻り(目頭の形状が手術前の状態に戻ろうとする)を生じにくいという点です。
Z形成術は手術前に行うミリ単位での正確なデザイン(切開する位置や長さの設定)が非常に重要です。
そして、目頭という狭く特殊な形状のエリア内に一辺3~4mmほどの三角形の皮弁(ひべん:血の流れがキープされたままの薄い皮膚片)を2枚作成し、それを後戻りしないように位置移動させたうえで縫い寄せるという、イヤになるぐらい細かい手術です。
当院ではまぶたの構造やZ形成術を理解した形成外科専門医の院長が手術を行います。