赤坂クリニック・木下です。
今回は、「腕のタトゥー」に
ピコ秒レーザーで1回目の
治療後、たまたま長期間経過
した症例写真を紹介します。
タトゥーのレーザー治療後は
通常、色素沈着による茶色が
目立つ期間が数ヵ月以上あります。
特に、その茶色が濃い時期には、
タトゥーの色と茶色が混ざって
見えるため、タトゥーの色が
どこにどのくらい残っているのか
判断しづらい場合があります。
それでも、治療開始後数回目までは
その茶色よりもインクの色の方が
目立つため、1ヵ月半から2ヵ月
程度の間隔で治療を繰り返すこと
も可能です。
しかし、このペースでの治療では、
1回の治療で純粋にどれだけ薄く
なってくれたのかがわかりません。
今回紹介する写真は、ピコレーザー
治療を1回だけ行った後に十分な
時間がたてば、どのくらい色が薄く
なるのか?と気になる方の参考に
なるかと思います。
※タトゥーのレーザー治療では、
待つのも治療の一つなので、
急いで消す必要がない場合は
最低でも4~6ヵ月の間隔を
空けて、しっかり薄くなるのを
待ってから次の治療を行うのも
アリだと思います。
治療前です。↓ ↓
黒一色で濃淡があります。
1回治療後20ヵ月目です。 ↓ ↓
1回の治療で、淡い黒色部分の
ほとんどが消失し、色素沈着
による茶色が部分的に薄く残る
だけになっています。
濃い塗りつぶしや線もインクの
量が減っているのがわかると
思います。
今後も引き続き治療経過を紹介したいと
思います。