今年も猛暑でしたが、
やっと涼しく過ごしやすい毎日になりましたね。
こんな時期にいまさらながら
「多汗症の治療」について書きたいと思います。
当院ではワキの多汗症に対し、
塩化アルミニウム外用(パースピレックス®)や
ボツリヌス療法を行っています。
塩化アルミニウム外用は古くからある治療ですが、
ムコ多糖類と金属イオンが合成した沈殿物が
汗を分泌する管(角層内の汗管)を塞ぐことで
汗を抑えます。
パースピレックス®は
ロールオンタイプで塗りやすく、
外用剤が肌に密着しやすく
お勧めです。
塗るだけの治療なので、
汗にお悩みの方は
まず試してみられるとよいと思います。
時にカブレをおこす場合があるので
痒みや赤味が生じた場合には中止してください。
ボツリヌス療法は
末梢神経からのアセチルコリン分泌を抑制することで
汗を抑える治療です。
注射した範囲の発汗を
一時的(通常効果は4ヵ月間ほど持続します)
に抑えます。
また現在当院ではミラドライの学術モニター募集
を行っております。
ミラドライは
マイクロ波を皮膚表面から照射する機器で
汗腺にダメージを与える
と考えられています。詳細はコチラ>>
ご興味のある方はお問い合わせください。