早くも福岡が梅雨入りしてしまい
くせ毛が落ち着かない
赤坂クリニック・木下です。
今回は、皮膚良性腫瘍の手術経過写真を
紹介します。(写真の掲載をお許し
いただきありがとうございました。)
以前勤務していた総合病院でお世話になった
他科の先生からの手術依頼でした。
2 年前に出現したという隆起性の腫瘍で
直径 13 mmでした。
時々自分でむしってしまい、出血を伴うこと
もあり、徐々に大きくなってきたとのことでした。
手術前の所見でウイルス性のイボ(尋常性疣贅)
が疑われましたが、念のため他の皮膚腫瘍との
鑑別をしておきたかったことや、ご紹介
くださったドクターやご本人の希望も考慮し
切除手術と病理検査を行いました。
手術直後の状態です。
皮膚を縫い寄せる際、
わざと少し盛り上げています。
術後 1 ヵ月半の状態です。
今後1~2ヵ月かけて傷あとの赤みや
盛り上がりが目立たなくなります。
病理検査結果は、古い尋常性疣贅
(悪性所見なし)とのことでした。
【尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)が
もう少し小さめで盛り上がりも軽度だったり、
手指などに多発している場合は、一般的な
治療法である液体窒素による『いぼ冷凍凝固法』
(保険適応)で対応することがほとんどです。】
この投稿は 2015年6月3日 水曜日 8:19 AM に 木下, 症例写真, 皮膚良性腫瘍 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
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