赤坂クリニック・木下です。
一昨日紹介した症例は、1 回目の手術から
4ヵ月半後に2回目の切除を行いました。
さらに、初回手術からちょうど
1年後に3回目の切除を行い、タトゥー
全体をとることができました。
もともと 7 × 9 cm という
この部位にしては大きな絵柄
でしたので、1回の手術でとってしまう
ことはもちろん不可能です。
複数回に分けての切除を計画した場合は、
患者さんのご都合が許す限り
手術と手術の間隔を最低 3ヵ月以上
(理想的には 6ヵ月以上)あけたうえで、
傷あと周囲のつっぱりが十分に緩むのを
待って手術させていただいています。
その方が、結果的に最小限の手術回数
での切除が可能になります。
手首に近い部位のタトゥーでしたので
手術するたびに手首が反らしにくく
なっていないか注意を払っていましたが
最後の手術の抜糸から 1ヵ月の時点で
下の写真のように手術していない右側
の手首とほぼ同様に反らすことが
可能でした。
手術後2~3ヵ月間は傷あととその周囲が
まだ若干硬く、つっぱり感を自覚する
時期ですので、柔らかくなるまで
もうしばらく様子をみることで、
さらに手首が反らせるようになる
見込みです。
この投稿は 2015年5月22日 金曜日 11:49 AM に タトゥー、刺青, 木下, 症例写真, 美容医療 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
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